人生見切り発車

永遠にみつからない自分探しの旅(仮)

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 78 カンボジア編《シェリムアップ 廃車寸前のバイタクでアンコールワットへ》

 

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いざ! アンコールワットへ!


翌朝、6:30に起きた。

頭が割れるように痛い。。。

久しぶりの二日酔いだ。

あれだけビールとワインを飲んだの

だから、無理もない。

 

ホテルで無料のオムレツを食べて、

宿泊先のホテルで働いているという

バイタクに乗り、アンコールワット

向かう。

 

料金は昨日ホテルで聞いていた。

なんと、運転手付きバイク1日貸し切りで、

驚くなかれ、

たった10ドル。

日本円で、千円くらいだ。

日本なら、5万円くらいはしそうだ。

 

ちなみにホテルも1泊6ドル。

とにかく物価の違いに驚かされる。

昨日一緒に飲んだ大学生とかは、

確かドミトリーで1泊2ドル

といっていた。

1泊6ドルの世界で、さらに安さを

追及しているのがすごい。

 

若いバイタクの兄ちゃんの後ろに

乗り、アンコールワットへ出発する。

 

途中、

パン!

と大きな破裂音のような音が後方から

聞こえた気がして、僕はぎょっとして

振り返る。

 

荷物でも落としたのだろうか、と

後方に目をこらすが、何も確認できない。

 

何の音かと思うと、また同じ音がする。

 

どうやらこのバイク

の音らしい。

 

なんじゃこの音は、と運転手の兄ちゃん

に聞いてみると、

I don't know 

と気さくに笑う。

 

いや、I don't know じゃなくて、

修理に出そうよ。。。

 

バイタクの運ちゃんは破裂音にも

全くどうじることなく、結構な速度で

すっとばす。

 

何キロでてんねん、と後部座席から

メーターを除く。

だが、メーターはゼロを示している。

 

メーター針は、動く様子がない。

メーターは、

既に死んでいるようだ。。。