人生見切り発車

永遠にみつからない自分探しの旅(仮)

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 76 カンボジア編《シェリムアップ 支払いに関するディスカッション勃発➀》

 

 

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見切り発車 ディベートに巻き込まれるの巻 (画像はイメージです)

 

ローカルバイタク達との

宴会やらクラブやらを終えてホテルに

戻った。

毎日10ドル程度で生活している

絶対的貧者の僕は、90ドル近くつかって

しまっていた。

痛いけど、まあ、仕方ない。

日本でも飲み会に出て2次会ともなれば、

これくらいは軽く出費する。

 

問題は今僕はサラリーマンではなく、

収入ゼロ無職なことだけど。。

 

ホテルでは、僕とバイタク達と一緒に

飲んでいたメンバーが、

フロント近くのソファーで、

なんでバイタク達はお金を払わないんだ、

という議論をしていた。

 

いつのまにか今日来ていなかった人まで

入り込んでいる。

 

「日本人はなめられている」

「払わないなら払わないで最初から

いうべきだ」

「金がないなら、ないなりに、2ドルでも

3ドルでも払うべきではないか」

「これは金額の問題ではないのだ」

 

彼らの論調に対し、

NGOを立ち上げたという、ケイスケさんがいった。

「日本人は金をもっているから払う、彼らは

ないから払わない、それの何がいけないんだ」

 

それに対し、マユミという女性が、

「よくない!私は40ドル払ったが、それは

身を粉にして稼いだ40ドルだ」

 

失礼ながら、このコに身を粉にして稼ぐ

という意味がわかるのだろうか、と僕は思った。

 

彼女が40ドルを稼ぐには、アルバイトとしても

時間にして4時間くらいだろう。

 

だが、カンボジアのバイタクなら40ドル

を稼ぐには少なくとも1週間はかかる。

人によっては、もっとかかるかもしれない。

なにしろ、1日バイタク貸し切りが10ドル

の国だ。

(当然ながら、彼らにはバイクは高級品だから

それの支払いも永遠に続く)

 

僕はマユミにこういった。

「先に言ってほしかった、なんてあくまで

日本人的な考えだ、価値観の違いだ」

基本的に外人には日本人的な忖度は

通用しない。

 

だが、彼女らは納得がいっている様子は

全くない。

 

僕が思うに、

そもそも、今回のドライバー達がせこいとか

そういう問題じゃなく、同じようなことは

他のカンボジア人たちとも100%発生する。

本当に彼らに払ってもらいたいなら、

最初からこっちから聞く必要がある。

だが、それで彼らのなけなしの数ドルを

もらってなんになるというのか。

(さすがにそこまではいわなかったが)

 

 

《例によって 次回に続きます》