人生見切り発車

永遠にみつからない自分探しの旅(仮)

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 123 タイ編 《ドルが使えない国》

タイのUBONというバスターミナルに 着いた。 さあ、どうしよう、と考える。 バスターミナルの職員らしき おばさんに、地図はないか、と聞くと、 壁に貼ってある、とややそっけなく 言われてしまう。 ウロウロしていると、バイタクの 運ちゃんが、70バーツ…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 122 タイ編 《陸路での国境越え》

ラオスからタイへの国境へと向かう 朝八時半のバスに乗り込むと、隣には 眼鏡をかけた若い女性が乗っていた。 英語の本を読んでいる様子の彼女は、 白人ではなく、黄色人種だった。 中国人だろうか。いやいや、アメリカ人 だって普通にありうるけど。。。 隣…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 121 ラオス編 《メコン川のほとり》

パクセーのマーケット帰り、購入して 半時間も経たないうちに すでに半壊しているリュックを背負いながら、 僕はメコン川のほとりを歩く。 遠くに、橋が見える。 ベルギー人にもらった地図によれば、 タイの国境へと続く橋のようだ。 近づいてよく見ると、カ…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 120 ラオス編 《買ったリュックが音速で壊れる》

パクセーの街をあてどなく歩いていると、 マーケットにぶつかった。 野菜、米、時計のベルト?まで なんでここで?!と思えるものまで 雑多に売っている。 ラオスではなかなか英語は通じないが、 露店商はだいたい、数字だけは知っている。 5サウザンド、1…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 119 ラオス編 《選択肢》

6ドルの宿にチェックインした後、 ホテルに来る途中でみかけた ツアー会社に寄ってみる。 この近くに、どんな見どころがあるのか 知るためだ。 だが、ツアーの多くはワットプーか、 フォーサウザンドアイランドツアーで、 両方とも既に行ってしまっていた。…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 118 ラオス編 《出会いと別れの繰り返し》

パクセーは都会だった。いや、都会に感じた。 何しろ、これまでホントに何もない島々を 渡ってきた僕には、バスが到着するやいなや バイタクの群れができ、信号が変わるや いなやバイタクの群れが砂埃をあげながら 一斉にスタートするこの街は、 もう充分に…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 117 ラオス編 《パクセーへ向かう》

翌朝、6時に目が覚めて、ホテルの レストランに行く。 すでに起きている早起き外人がいて、 湖畔をどこか物憂げにみつめている。 太陽は今まさにのぼらんとしていて、 僕はその景色に息をのむ。 メコン川の朝焼けと夕焼けは、いつみても まるで初めて朝日を…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 116 ラオス編 《自分との対話》

素朴なラオスのひとたち ワットプーからホテルに帰ろうと 立ち上がり、僕とホセは歩き出す。 道すがら、僕はパクセーに行った後、 どうしようか迷っているとホセに言った。 空港が閉鎖されているというタイの情勢は 不安定かもしれないが、そういう今でこそ…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 115 ラオス編 《ワットプーで僕がみたもの》

ワットプーは、一本の道を挟んで、 二つの建築物がある、 屋根のないレンガ造りの遺跡だった。 朽ち果てた遺跡、といったフレーズが ぴったりあてはまるな、と僕は思った。 僕は、半ば崩れたレンガを足場にして、 遺跡の片側の壁にのぼり、中を上から 覗いた…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 114 ラオス編 《ラオス国境でのトラブル 後日譚》

いざ! ワットプーへ 自転車を借りて、ホセとでこぼこだらけの アスファルトを疾走する。 いや、正確には疾走しているのは ホセだけで、とんでもないスピードだ。 彼はTシャツを脱ぎ、スペインの猛牛の ごとく突進していく。 かんべんしてくれ。。。と全身に…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 113 ラオス編 《ホセ再び》

コンポンサクというところにバスで向かう。 途中、トイレ休憩でぼんやりと物売り達を 眺めていると、見たような顔がある。 ホセだった。彼はやはり、Dondet に3泊 したらしい。 これからどこにいくんだ、と聞くと、 隣のバスで僕と同じ行先のコンポンサクに…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 112 ラオス編 《南アフリカのご婦人》

翌朝、通りを歩いていると、 昨日の日帰りツアーで一緒だった 南アフリカからきているという白人夫婦と ばったり会う。 いや、ばったり、、、というか、 一本道しかない小さな島なのだから、 出会わない方が難しいのだが。 挨拶もほどほどに、旦那さんの方が…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 111 ラオス編 《千円ツアーと笹》

ツアーで見かけた風景 メコン川周辺10ドル日帰りツアーの途中、 二つの滝を見に行った。 滝というからには、日本でいう華厳の滝の ようなものを僕は想像していて、それなら 日本で腐るほど見てきているし、 正直あまり期待していなかった。 それにくわえて…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 110 ラオス編 《メコン川の流れに身をよせて》

メコン川 翌日、ボートツアーに参加することにした。 8:30~17:00の1日ツアーで、10ドル。 1000円くらい。 日本でいえば、十倍くらいかかるかも しれない。 昨日、顔見知りとなった南アフリカから きたという白人夫婦も参加していて、 旦那さんの方は、僕…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 109 ラオス編 《サバディー!!》

Dong Kong はここだ、といわれ、 何もないところで船を降ろされた。 近辺には民家が数軒あり、 遠くには神社と思しきものがある。 適当に歩いていると、売店なのか 民家なのか、よくわからない道が続く。 時折、すれ違う子供から 「サバディー」(こんにちわ…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 108 ラオス編 《日本人の若者》

野良牛?! Dondet から乗ってきたボートを 降り、軽トラックを改造しただけの 車の荷台に乗ると、 日本人の若い男がいた。 聞くと、歩いて2時間もあれば 1周してしまうだろうDondet で、驚いたことに彼は 9泊したという。 何をしてたの、と聞くと、 子供…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 107 ラオス編 《ホセとの別れ》

翌日、ニワトリの声で目をさます。 思いのほか寒く、鼻水をすする。 竹を編んで作ったバンガローなだけ あって、隙間風がすごいせいだろうか。 父親の夢を見たようだ。 もうすぐ、ガンの検査が終わる頃 だからかもしれない。 父親はずっと痔に悩まされていた…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 106 ラオス編 《Dondetでホセと旅をする》

メコン川とぼく 僕らを乗せたバスは、舗装されていない道 にはいり、やがて停車した。 ここがDonget か。。。 ほんとになんもないな。。。 しかもなんもないレベルが、日本と比べる と桁違い。 そう思っていると、舟に乗れ、と声を かけられた。 なるほど、D…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 105 カンボジア編 《ラオスとの国境 トラブル勃発 さらに続き》

前回の記事です ↓ 御賢覧賜りますようお願い申し上げます jinsei-mikiri-hassya.hatenablog.com 国境職員に、2ドル払わない、と 譲らない欧米トラベラー達。 理屈のとおらないお金は払いたくない、 その気持ちはわかる。 しかし、問題は、君。。。 理屈や理…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 104 カンボジア編 《ラオスとの国境 トラブル勃発 続き》

前回↓ の続きです。(記事が短くてすみません。。。) jinsei-mikiri-hassya.hatenablog.com 国境を渡るなら、2ドル支払え、という ラオス国境職員。 ビザ代を払っているのに、なんで国境で 追加料金を支払うんだ、と猛抗議の 欧米トラベラー達。 (と僕イ…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 103 カンボジア編 《ラオスとの国境 トラブル勃発》

ラオスの国境に到着したが、 そこでひと悶着あった。 まず、ヨーロッパ人のカップル (確かギリシャ人だったと記憶している) が、ビザなしでは通れない、と 国境の職員に言われた。 金を払えばいいだろう、いくらだ、 とか、 ボスと話をさせてくれ、 と彼ら…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 102 カンボジア編 《ラオスとの国境》

DON DET の旅行会社w 国境の写真があったはずだが、SDが死んでます。。。 翌日、four thousand islandの ドンデットという街に向かい、 バスに乗る。 ドンデットはラオスだから、 今日カンボジアを後にすることになる。 ちなみにバスといっても、13人乗り…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 101 カンボジア編 《イルカツアーらしきもの》

明日からフォーサウザンドアイランド に行こうと決めた僕は、その日の 午後はホテルのフロントに勧められるが ままにイルカが見れるというボート場 までバイタクで行くことにした。 ボートの乗船時間は90分だったが、 乗船後30分経ってもイルカどころか 川は…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 100(祝100回ごえw)カンボジア編 《クラティエ到着》

コンポンチャムをバスで出て、 その日の午後にクラティエに到着した。 バスを降りたところで、ホテルの勧誘に あい、言われるがままについていく。 1泊5ドル。5ドルだろうが4ドル だろうが正直どうでもいい衝撃価格 なので、部屋が清潔ならば問題なく、 …

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 99 カンボジア編《コンポンチャムのバイタク》

メコン川にかかる1kmはあろうか という橋が見える川沿いのベンチに 座り、読書をした。 旅を出発した時は、20冊くらいあった 本も、既に8冊になった。 そのうち6冊は沢木耕太郎の 「深夜特急」 で、既に2回読んでいる。 本はあまりに重いので、読み…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 98 カンボジア編《コンポンチャムへ》

その日はまず、カンボジア南東部、 プノンペンからは北東にあたる コンポンチャムに向かうバスに乗った。 本当はさらに先のクラティエという ところに行きたかったが、いかんせん メジャーな土地じゃないせいか、 バスがみつからなかった。 コンポンチャムと…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 97 カンボジア編《再びプノンペンへ》

さよならシェリムアップ プノンペン行きのバスが無事 みつかり、僕はシェリムアップを 後にした。 途中のバス休憩で、タバコと缶コーヒー を買った。 肉まんが売っていて、腹は減って なかったが、試しに食べてみることに。 中身はウズラが入っているが、 肉…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 96 カンボジア編《シェリムアップ たびだちのとき)

遺跡でのんびりバナナを食べている子供 寄り道遺跡?も含めて、5つの遺跡を 回った。 出発時は1日かかると思っていたが、 1つ1つの遺跡観光に30分も かからなかったため、 遺跡を観終わるころにはまだ 午前11時だった。 これは、今日中にプノンペンまで …

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 95 カンボジア編《シェリムアップ アンコールワットおおまわりー②)

アンコールワットの遺跡群を 回っている途中、見るからに貧しい、 モノ売りの少女とこんなやりとりが あった。 テイクフォト1ドル、 と少女が僕に話しかける。 どうやら遺跡をバックに写真を撮る から、お金をくれ、ということらしい。 僕はすげなく断った…

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 94 カンボジア編《シェリムアップ アンコールワットおおまわりー➀)

アンコールワットでモノを売る少女 その日は、アンコールワットの大回り らしい(適当すぎるw)コースに行く ことにした。 アンコールワット遺跡はとてつもなく 広大なので、実際は1日ではとても 回れない。 そのため、色々な見学コースがある。 リンとい…