人生見切り発車

永遠にみつからない自分探しの旅(仮)

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 71 カンボジア編《キリングフィールド》

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キリングフィールド ポル・ポト政権下のカンボジアで、大量虐殺が行われた刑場跡

 

 

翌日、3ドルでキリングフィールドに行く

ツアーに参加した。

 

そこで、日本人と知り合った。

僕がこの旅でまともに会話した初の

日本人だ。

 

彼は27歳。

麦わら帽子にサンダル、短パンという

いでたちの彼は、若き日の寅さん

みたいだった。

 

話してみて驚いたことには、彼と僕は

境遇が酷似していた。

 

僕より1週間早く旅を始めた彼は、

なんと僕と同じく広州からスタートしたという。

 

彼は広州の東莞というところ

(僕がサラリーマン時代よく訪問していた場所)

で働いていたが、度重なる暴動がいやになり、

旅を始めたらしい。

 

彼と僕の大きな違い、それは彼の旅は

1年半かけて世界一周、ユーラシア

大陸横断を目指しているのに対し、

僕は期間も最終目的地もはっきりしていない

という点だった。

 

期間も場所も未定なんて人は初めてあった、

と彼は快活に笑う。

 

僕もそりゃそうだね、と一緒になって

笑いながら、1年半か。。。と考えていた。

 

僕も1年半といえたら、どんなにいいだろう。

僕もそれくらいやろうと思えば可能は

可能だが、勇気がないのだ。

 

僕はレールから外れた人生をきどっている

くせに、片足はまだしっかりと

レールに残っている。

 

数か月ならまだサラリーマンとして社会復帰

はできそうだが、1年も放浪を続けて

再び仕事につけるだろうか。。。

 

サラリーマンに嫌気がさして旅をしている

くせに、中途半端な自分。。。