人生見切り発車

永遠にみつからない自分探しの旅(仮)

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 72 カンボジア編《シェリムアップへ》

 

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キリングフィールド周辺でみかけた少年(野生?!)

 

キリングフィールドで知り合った

に日本人は、ベトナムはずっと雨で

最悪だった、という。

 

僕は毎日外で歩いていたし、

一日雨だった記憶があまりない。

どうやら相当ついていたらしい。

 

せっかく知り合った日本人と

もっと話をしていたかったが、午後に

シェリムアップ行きのバスを予約していた

ので彼とはサヨナラをした。

 

シェリムアップ行きのバスに乗り込むと、

乗っているのは、皆ローカルの

カンボジア人のようだった。

(そんな僕も立派に溶け込んでいた)

 

家財道具一式を詰め込んでいる人もいた。

日本ではなかなかみられない光景だ。

 

ベトナムでは外国人専用のバスが、

都市から都市へつながっていたが、

カンボジアはあまり、そういうバスは

一般的ではないのかもしれない。

 

隣の席に座っている痩せた、おばちゃんが

時々自分が食べるタイミングでミカンを

僕にくれる。手を拭くティッシュ

ごみ入れも差し出してくれる。

言葉も通じず、会話もないのに、

見知らぬ他人の僕にこの親切。

思わず胸がジンときてしまった。

 

シェリムアップまでは6時間かかるらしい。

窓からは、様々な風景が飛び込んでくる。

 

家は、教科書にでてきそうな、高床式

が多い。雨季の雨量が多いからだろうか。

 

どこまでも続いていくかのような水田、

のんびり草をはんでいる牛、はしゃぐ子供たち。

 

窓ガラスごしに見ている風景が、まるで

旅番組でもみているような錯覚をおぼえる。

 

気がつくと、虹がでていた。