人生見切り発車

永遠にみつからない自分探しの旅(仮)

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 98 カンボジア編《コンポンチャムへ》

 

その日はまず、カンボジア南東部、

プノンペンからは北東にあたる

コンポンチャムに向かうバスに乗った。

 

本当はさらに先のクラティエという

ところに行きたかったが、いかんせん

メジャーな土地じゃないせいか、

バスがみつからなかった。

 

コンポンチャムというクリーミー

クラムチャウダーの進化版みたいな

名前の都市へ向かうバスは、

白人など見当たらず、見る感じ

では地元の人間でしめられていた。

 

そういう僕も、今ではすっかり

現地民らしく日焼けをして、

時折クメール語で話しかけられる

しまつだったが。。。

 

コンポンチャムは、観光客にとっては、

本当に何もない街だった。

あるのは、メコン川だけ。

まあ、日本でも田舎に行けば

似たようなところはいくらでもあるだろう。

 

宿泊先のホテルでも、観光ツアー?

なにそれ、食べれるの?

って雰囲気で、

あるのは自転車のレンタルだけ。

 

とはいえ、何もしなければ本当に何も

やることはないので、自転車を

レンタルしてみる。

何もせずにのんびりすることが

楽しめるのは、日々忙しく働いて

いる人だけなのかもしれない。

 

観光名所とはいえないものの、

寺らしきものはいくつかあった。

日本でいえば神社のようなもので、

恐らく珍しいものではないだろう

が、異国から来たものからすれば

それなりの建物のようにみえてしまう。

 

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メコン川をはさんで、巨大な橋が

みえる。

 

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写真に入りきらないでかさだ。

ホテルまで連れってってもらった

トゥクトゥクの運ちゃんが、

Japanese bridge といっていたから、

日本がODAかなんかで建設した

のかもしれない。

 

試しに橋を自転車で渡ってみる。

1kmはありそうな長い橋だ。

 

橋をわたりきると、レストランと

屋台がたくさんあった。

 

なぜかどの屋台もトウモロコシを

売っている。

ソウルフードなのだろうか。。。

 

レストランはどれも住居と兼用なのか、

みな5、6個のハンモックが

ぶらさがっている。

 

野良牛なのかなんなのか、街のいたる

ところで牛がいる。

 

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本当にのどかな街だ。

 

だが、やはり何かが足りないというか、

心に空白があるように感じる。

 

宿のバイタクや、NGOで出会った

人たち、色々あったが一緒に酒を

飲んだ学生たちが懐かしい。

 

一人旅はやはり孤独なのだ、

と実感してしまう。