人生見切り発車

永遠にみつからない自分探しの旅(仮)

過去の見切り発車 海外放浪 1人旅 92 カンボジア編《シェリムアップ 夜の出来事➀》

 

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フジタさんと別れ、ホテルに戻り、

フロント近くのソファーでビールを

飲んでいると、

ホテルのドアが開き、顔見知りの

バイタクが、今日の仕事を終えたのか

僕の近くのソファーにどかっと座る。

 

彼は、僕の缶ビールを見て、

僕の金でビールを飲もう、

(ここ重要 笑)と誘ってきた。

 

1日数ドルしか稼げないだろう彼には、

ビールは贅沢すぎるのだろう。

それにしても、二晩連続で、ビールを

奢られようとは、なかなかの漢だ。

 

もうすでに1缶飲み終わっていた

ところなので、いったん断ったが、

彼も1日中砂埃の中を運転して、

疲れを癒したいのだろう、と

思い、考え直して、

おごってやる、というと、

嬉しそうに2缶も一気に開ける。

 

おいおい、

2缶もかよw

調子のいい奴。。。

 

しばらくバイタクと談笑して、

僕は部屋に戻る。

 

普段はあまりホテルでテレビはみない

のだが、なんとはなしにテレビの

スイッチをつけた。

 

ニュースでは、タイの中継をやっていた。

 

プロテスタントがどうのこうの、

と緊迫したような状況が伝わってくる。

 

えっ。。。

まさか。。。

何言ってんだよ。。。

 

僕は部屋を出て、急いで1階のフロントに

戻り、宿泊者用に置いてあるパソコンを

立ち上げた。