人生見切り発車

永遠にみつからない自分探しの旅(仮)

退職願

先週月曜日に、部長に退職したい旨を伝えた。

 

あまり驚いた様子はなく、ひょっとして

話がある、といわれた時点で察していた

のかもしれない。

 

その翌日、今度は副社長に伝えた。

既に部長から話がいっている?ものと

思っていたが、副社長は初耳だった様子。

 

また同じ話をするの?

と自分の都合で辞めるにもかかわらず、

正直ちょっとげんなりした。

 

何をいわれるやら、

罵詈雑言も覚悟していたが、

案外あっさりしたもので、

「お前には苦労をかけたなあ」

とまでいわれてしまう。

 

色々あったけれど、

人間本質的には

みんないいひとなんだなあ、

と思わずしんみりしてしまう。

 

もちろん、嫌な人もけっこう

いたし、人間関係には常に悩まされて

きたけれども、

親切な人も、仲がいいひとも、

たくさんいる。

辞めるということは、

その人たちとのつながりが

ほぼ完全に断ち切られる、

ということだ。

 

「辞めても、また会おう」

なんてたぶん言葉を交わしながら、

僕は会社を去るのだろうけれど、

恐らく実際に再会する人なんか、

いないんじゃないだろうか。

(僕自身がめんどくさがりという

部分もだいぶ影響しているが)

 

とりあえず一週間考えて、

それでも気持ちが変わらないなら

仕方がない、といわれ、

わかりました、と返事をした。

 

気持なんか、簡単に変わるくらいなら

そもそもこんな話を持ち出すわけも

ないのだが、それもお互いわかった

うえでの、儀礼的なものなのかも

しれない。

 

来週火曜日が、ちょうど一週間後。

その日に僕は、退職願を持参する。

 

それにしても、無地のB5が入るA4長

封筒って、ありそうでない。

地元のコンビニ2件、本屋2件、

さらに百均までいったけど

とにかくない。

 

仕方がないから、快速で隣駅の

大型本屋まで行く始末。

 

そういえば、5年前に退職願を

出すときも、同じ本屋にきたなあ。

 

いよいよ、今の会社を辞めるのが、

本格化してきている。

 

今後の人生、正直不安しかない。

来年の今頃の自分が、全く想像できない。

 

でも、

今は余計なことを考えずに、

プラス思考でいけるとこまで、

いこう。

 

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